建築家渡辺武彦の覚書き


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SK邸設計によせて

2006年10月26日
住宅の設計に本格的に取り組みだして数十年の年月を重ねてきました。今回は以前団地で家族ぐるみで親しくさせていただいていましたKさんが十年程前に住居を変えられましたが、その土地の下隣に息子さんの住まいを設計する事になりました。本と音楽好きの好青年で、住居も書棚、書庫そして夜も使える音楽室が中心となります。長くこの仕事を続けてきますと、依頼された住宅の2代目の子供さん達の住宅に携わる事も今後増えてくると思います。それくらい住宅造りは長いお付き合いになるという事です。これまで多くの住宅を造ってきましたが、設計活動をしている中で、住宅が一番難しいと本当の建築家達は、異口同音に言います。
私も同様に何年も苦しみを味わいながら、そして何故気に入る作品が出来ないのだろう、何故答が出せないのだろうと、悩んできました。しかし経験と実績を積むごとに多くの事を知り、解決して来た様に思います。私の尊敬する建築家が私の若い頃「造りたい住宅のプランがいつも頭の中に渦まいている。設計依頼を受けるごとに、次々にプランが浮かんでくる」と言っていましたが、私も最近そんな事を思うようになりました。
今回の設計する住宅は、多くの困難な問題を抱えた敷地で、ハウスメーカーが最も苦手な敷地の形態なのではないでしょうか。しかし私達設計を生業としている建築家達は、その様な条件の方がやってみたいという気持ちになるのです。ファイトが沸いてくるのです。
現在何案かの周辺環境を含めたエスキス模型を造りながら、オーナーはもちろんのことスタッフと打ち合わせを重ねているところでです。来年11月竣工と、オーナーにふさわしいオーダーメイドの住宅を目指し、スタートしたばかりです。
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by architect-tw | 2006-10-26 19:01