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建築家渡辺武彦の覚書き


by architect-tw
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直島建築見学紀行

2007年10月10日(水)
9月30日個人的に直島(香川県)へ建築見学に行きました。
前日は島根県出雲市を学生達と見学に行ったためいささか疲れは残っていたものの、当日連続して直島へと直行しました。直島は安藤忠男作品が多くあり、十数年前から行きたいと思っておりましたが、近いからいつでも行けるという思いもあって当日まで先延ばしになっていました。
広島を早朝7:30に出発し宇野港に10:00頃到着、今回は安藤忠男(地中美術館)、妹島和代(海の駅なおしま)の最近の作品を見学するのが目的でした。
宇野港を出発し直島の宮浦港に入港するとき、正面に妹島作品海の駅が目の前に飛び込んで来ました。
雑誌で彼女の作品はほとんど見ているので内容については理解していましたが、実物は彼女独特のヒューマンスチールがあちこちで生かされ、とてもディテールが巧く心地良い作品となっていると思いました。
帰りが夕方になり、夕日が本作品を浮かび上がらせた時間の空間がとても印象的でした。
石井和紘の小学校、庁舎をはじめ、安藤作品を古いものから地中美術館と時間が許す限り見ましたが、地中美術館の巧みな空間の創出、古い作品ではありますがベネッセアートミュージアムなど雑誌では随分昔見ましたが、空間体験するとやはり安藤忠男の真骨頂が良く分かり、久しぶりにわくわく感を味わえたと思います。

以前ヨーロッパ7ヶ国建築見学の旅に行った折、古典建築、近代建築、現代建築をバスや電車、飛行機を乗り継ぎ、その場所を学生と共に毎日毎日歩いて時間の許す限り多くの建築に触れた日々を思い出しながら一人各作品の中に浸った一日でした。
直島建築見学紀行_b0096638_1446777.jpg

by architect-tw | 2007-10-10 14:46