建築家渡辺武彦の覚書き


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「高美台の家」完成によせて

2006年9月5日(火)
高美台の家のオーナー御夫妻との出会いの場は、200名以上来訪者のあった2005年6月「星が丘の家」のオープンハウスでした。
私が他の人に家の説明をしておりましたら、横で設計図を熱心に見ておられました。時期を見計らって私の前に来られ、いきなり
「私の家を設計して欲しい」と言われ、とてもびっくり致しました。長い間 自分の家造りの依頼先を探しておられ(最初、誰もが通るハウスメーカーの住宅展示場巡りから始まりましたが、納得出来るものには巡り会えなかった‥)、当事務所の設計手腕に辿り着かれたとの事でした。
それから6カ月以上の打合せを重ね、模型を交え、7案目でやっと決まったという経緯もあり、建設時もオーナー自ら殆ど毎日の様に現場に来られ、熱心に見学されました。建設会社もつられて熱心に造ってくれました。三社が一体となって造り上げられた住宅でした。御家族5人(男子3人)の「いえ」の設計条件は
・多目的室を中心に、各個室のそれぞれの気配が感じられる事
・家全体が遊べる家である事
・学びの場としても利用したい
・外は自給出来る野菜畑があり、子供達と一緒に作りたい 
・角地の特性を生かし、パーゴラ等に蔓植物等を這わせて四季折々の花や植物を周囲の人々に楽しんでいただき、環境造りに貢献で きればうれしい
等々家族全員を巻き込んだ打合せが続き、その集大成としての「いえ」が完成しました。引越しが終り、荷物の整理もされていない時、奥様から住み心地について聞く機会がありました。それによりますと、
・建物全体がとても住みやすく、使い勝手が大変良い
・収納部分が多いので、全て納まりそう
・階高が低く押えてあるので、疲れにくい等にこにこして言われていました。
私達建築家の喜びの瞬間です。子供達が友達を呼び、家全体を使ってかくれんぼをしているとか。庭では造園設計の中で池が造られていますが、この夏の暑さのため下の子供達の水遊びに使われています。新築の家の隅々に、このような家族の息吹がどんどん入り込む事が予想され、これから多くの楽しい歴史を刻み込む事でしょう。ダイナミックな動的住宅の完成となっています。
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by architect-tw | 2006-09-05 16:38