建築家渡辺武彦の覚書き


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豪雨災害の後に嬉しい電話

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 広島では想定出来ない程の災害で、多くの人達が亡くなり、被災者の後かたずけが猛暑の中、ボランティアの皆さんと共に連日続いています。
 毎年どこかで自然の猛威を振るわれ、悲しい思いをする人達が増える日本は、「災害列島」になってしまったようです。なんだか地球の悲鳴のようにも思えます。広島でも沢山の建物を造ってきましたが、幸いこの度 被災した建物はありませんでした。
 そんな中、ある施主さんから突然電話がありました。てっきり何か問題が発生したのではと思いましたが、そうではなくて、感謝の電話でした。
 その建物のリノベーション工事を行ったのは、今から4年前のこと。当時よりさらに5年程前、ハウスメーカー仲介の物件で、洋風の洒落た建物に、一目ぼれをし、即決購入されたものでした。
 しかし多くの欠陥があり、当方で調査すればするほど驚く程の欠陥住宅でした。中でも構造的に危ない状況と雨水排水の垂れ流しによるひどい湿気は耐え難く、それに加えて汚水は下水管につながれてなく、敷地のどこかに浸透、外壁も雨水が浸透し、土台が一部腐っていました。
 今回の豪雨で何ひとつ問題はなく、雨水排水、地下の漏水そして湿気など全くなく、今や安心して暮らせる状況にとても感謝の気持ちがつのり、ついつい電話をしてしまったとのことでした。設計者とすれば、冥利につきる電話でした。   渡辺 巴







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by architect-tw | 2018-07-25 15:57