花と緑にかこまれた「戸坂大上の家とフラワーショップ」
2009年 05月 29日
先日竣工後8ヶ月を経た家の施工点検のため、施工担当者と共に久し振りに、「戸坂大上の家」を訪問しました。まず最初に眼にとまったのは、車が道を曲がってその家が視覚に入った時、フェンスの下からはみ出すように咲いた赤いペチュニアの花。次にカーポートから玄関に向かった時、玄関先のミニガーデンに植えられた若葉がきれいなモミジとパンジー等のかわいい花々でした。このミニガーデンは室内から見えるようにとの奥様のご希望で設計したのですが、大きなFIXガラスがピクチャーウィンドウとなり、「私の一番のお気に入りの場所」と玄関ホールを通してまっすぐに進んだリビングの位置を示されました。「外から見えるじゃないか」「いいじゃないの」と、夫婦間での意見の相違もあり、何度もロールブラインドを上げたり、下げたりしているとの微笑ましい話も聞けました。又フラワーショップ「tubomi」では、本物か造花か触ってもわからない程、精巧に作られた野草や花があり、驚きました。つくしが造花だと気付いたのは、時期はずれという事だけで、3月に見せられたら本物にしか見えません。店内には、本物の苗物も置いてあるのですが、お客さんが「これは本物ですか?」と聞かれるそうです。佐賀におられる奥様のお母様は、永くやっておられ、ここにも時々来られるそうです。開かれた教室に数人の生徒さんもできて、これから益々楽しみです。住宅の南前庭では、やまぼうしの黄緑の葉が風に揺れ、かわいい白い花を咲かせたイワダレ草が、所々に植えられていました。間もなくグランドカバーとして緑の絨毯になることでしょう。やまぼうしは、丁度花の時期ですが、花が少なく、来年に期待。又ジューンベリーの実が沢山生っていて、ほのかに甘い初めての味覚体験をしました。家の中も男の子3人がおられるのに、大変きれいに使われていました。「まだ庭まで楽しんで使いこなす余裕がなく、これから少しづつ‥」と、奥様は言われましたが、私は上手に使いこなしていらっしゃると思いました。 -巴ー

by architect-tw
| 2009-05-29 18:16