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幾千年の時を経て目覚める「原始の森」を観た!
ゴールデンウィークにはどこに行っても人が多く疲れるのがいやで、子供が小さい頃のように、積極的に出かけることも少なくなりました。しかし今年は休みが長いので、一日くらいどこかに行こうという事で、妹が連れて行ってくれたのが、島根県三瓶山麓にある三瓶小豆原埋没林でした。広島を出発した時は、良いお天気だったのに、雨に向かって走ったようで、島根に入った頃には、残念ながら雨に降られてしまいました。晴れていたら、すばらしい高原の景色が見られたらしいのですが、高地のガスがひどくてスピードも出せず、おまけに標識を見落として引き返すという妹には珍しいアクシデントの後の到着。そこは、1983年頃 水田の整備工事の際、地中に直立する巨木が出現し、それが後で4,000年近く前に、三瓶火山の最後の噴火で埋もれた「原始の森」であったことがわかった。火砕流で倒された巨木や直立した巨木が、発掘されたままの姿で地下に展示されていた。圧倒的な迫力で,地下深く埋もれた「原始の森」を観たのです。すごい!!            渡辺 巴





# by architect-tw | 2012-05-07 18:03 | Comments(0)
「田方の家」の土地からの贈り物
 我が家の庭に2~3年前からこの時期になると、真白いいちはつの花が咲くようになった。全く世話をすることもないのに、虫にやられることもなく毎年美しく咲いてくれる。一本の茎に5つ花が次々に咲き、切り花にしてもしばらく楽しめる。実はこの花「田方の家」を新築する時、以前近所の人が植えていた株をオーナーのお母さんからいただいたもの。今年は沢山咲いて、花が大好きだった母のお墓にも供えることができました。      渡辺巴



# by architect-tw | 2012-05-07 16:57 | Comments(0)
瑞祥院全体計画スタート
はじまりは、11年前に建てられたMiyuri企画アトリエをみて、気に入られたご住職からの建築相談でした。ご希望は普通の寺院建築ではなく、斬新で、感動的空間を併せ持った寺院建築を ということで、その考えには私達も「望むところ」でした。そして今までになかったこの相談には、大変興味を持ち、2カ月余り、書物を読んだり、不動院(金堂が国宝)を見学したりと知識を積みました。さらにすでに購入されていた敷地模型作製にもとりかかりました。   渡辺巴




# by architect-tw | 2012-04-25 11:30 | Comments(0)
徳佐の桜
例の如く妹の案内で、娘を加え4人で、朝からお花見ドライブに出かけました。今日の目的は、「徳佐のしだれ桜」。中国道六日市から、津和野を抜けて山口県に入ってすぐの阿東徳佐中にある徳佐八幡宮の参道です。西日本随一のしだれ桜で有名とインターネットでは書かれていましたが、ソメイヨシノもすばらしく大勢の人達が花見を楽しんでいました。徳佐八幡宮では、お祓いをしてもらいました。お店も沢山出て大変賑やかでした。お陰さまで、今年も又いいお花見をすることができました。 渡辺巴

# by architect-tw | 2012-04-24 14:41 | Comments(0)
桜坂の家完成間近
 昨年設計し、3月末に竣工の予定であった「桜坂の家」は、共に医師である御夫妻のお家です。知人を通じて当所と知り合い、相談にのっている内に真の信頼をいただき、新たに設計依頼を受けたのは、昨年6月頃でした。それ以前から、想像以上の困難を乗り越えた後での設計依頼でした。その後 施工が当所の思った通りに進まず、当然工程表通りにならず、決して難しい設計ではないのに、これ程監理に手を焼いたのも珍しい。しかしそれもやっと終わろうとしています。施主さんは、もう入居されていますが、その快適さに驚いておられるようです。お忙しいお二人ですので、「まだダンボールの中で暮しています。」とのことですが、やがて田方の家の施主さんのように「家に帰るのが、楽しみ」とおっしゃるようになっていただきたいと思っています。                          渡辺 巴


# by architect-tw | 2012-04-19 17:57 | Comments(0)
石庭にて食事会
 出席を予定していた姪の結婚披露宴が、4月8日に宮島の対岸大野にある石庭で行われました。3月初め、二人の希望で厳島神社での結婚式を挙げたばかりで、今日は親戚へのお披露目のお食事会でした。寒くて雨続きの後、この日は暖かく素晴らしい青空に恵まれ、手術後約1カ月、スカートとパンプスでの歩行に不安を感じていた私ですが、久しぶりに明るい気持ちになれました。美しい庭園での撮影や談笑に何の支障もなく、久しぶりに会えた人達と楽しい一時を過ごすことができました。若い二人に「幸あれ!」 



   
# by architect-tw | 2012-04-19 15:29 | Comments(0)
14年目の悪夢と春の訪れ
投稿が出来なくてなって4カ月余り、やっと今日に至りました。実は昨年夏に、14年前に経験した椎間板ヘルニアのいやな予感があり、診察を受けたものの仕事の忙しさから通院を怠り、年末になって左足の激痛に悩まされ始めました。今回は手術は何とか避けたいという思いから、真面目に通院し、努力もしましたが、症状は悪くなるばかりでした。精神的にも落ち込みましたが、何より痛みで歩く事も困難な状況と筋力の衰えも考慮し、手術を決心しました。16日間の入院生活で、足の痛みは嘘のようになくなりましたが、左足先に麻痺が、足首から下にしびれが残り、現在リハビリ通院中です。歩行がやや覚束なく、歩くのに気をつかわなければなりませんが、私にとってこの経験は、元気で仕事の出来る幸せと、無理厳禁の再確認だったような気がします。
その間 例年より遅い桜の開花時期になり、我が鈴が峰町の桜並木は、4月8日満開でした。                                         渡辺巴

# by architect-tw | 2012-04-19 13:34 | Comments(0)
2012年 始動!

早いもので、1月ももう半ばになろうとしています。あわただしく迎えたお正月でしたが、今年の年賀状では、 「20数年経ってもビクともしません」…料亭のオーナーさん、「この家は、私の宝物です」…築4年の若いオーナーさん、                 「友達を呼んでガーデンパーティをしました。ステキな家をありがとう」…築8年弱のオーナーさん等、新築後しばらく過ごした後の感想の書かれたものが多く、それは私達にとって力をいただいたような気がして何より嬉しいものでした。昨年 日本は,東日本大震災で忘れ難い受難の年となりましたが、今年こそみんなが幸せを感じられる良い年になりますように…。   渡辺 巴








# by architect-tw | 2012-01-12 16:07 | Comments(0)
「高森の家」改装工事から2年
 先日、山口県周東町にある「高森の家」の外壁の汚れを視るために、2年ぶりに現地に向かいました。そこは前面道路の通行量が非常に多いため陸屋根コンクリート打ち放しの外壁は21年間の汚れがひどく、その反省から改装工事では、汚れに考慮した方法をとりました。到着して驚きました!!2年前の改装工事完成時と全く同じで、汚れていなかったのです。この施工方法に自信を持ち、自然の風が快いひと時を過ごしました。   -渡辺巴ー

2009年夏 着工前

2009年10月 改装工事終了

2011年10月 改装工事終了より2年後







# by architect-tw | 2011-11-11 15:20 | Comments(0)
「桜坂の家」着工間近
長楽寺の家着工後、しばらくして昨年から住宅相談に応じていた福岡市のYさんより正式に設計依頼を受けました。都心の一等地ですが、辺りは高いマンションに囲まれ、しかも変形土地であるためプライバシー確保と配置計画に、設計力が必要でした。 あれから5カ月余り、基本設計~実施設計等超多忙な日々でしたが、やっと一段落し、ほっとしています。   -渡辺 巴- 







# by architect-tw | 2011-10-07 12:08 | Comments(0)
長楽寺の家竣工より3カ月
 早いもので、長楽寺の家竣工より3カ月経ち、土地探しからあんなに度々通った安佐南区でしたが、引越しをされてからは、忙しさもあってご無沙汰していました。とても気にいってもらっているようで、設計者として何よりです。昨年の今頃は土地探しに懸命でした。結局最初にオーナーさんが見つけられた土地に決まりましたが、予定より土地価格が高かったため建築費が厳しかったり、契約前に東日本大震災が勃発し、この建物の生命線とも言える程デザイン上重要な外壁鋼板の納入が予定がつかなかったりと次から次へと難題が生じました。心配しながらの着工だったのですが、設計から竣工まで段取りの良さと工夫で、5カ月という早さを実現できました。今回も施主、設計者、施工者がうまくいかないと良い建物はできないとの思いを痛感させられました。31.7坪程のシンプルな住宅ですが、どこでも見られる形態やプレハブ化されたものではなく、住人の独自性が生かされた個性のある住いといえましょう。ー巴ー








# by architect-tw | 2011-10-06 16:32 | Comments(0)
ゴーヤがいっぱい
夏になるといつもゴーヤをよく購入していた。まだ店でほとんど見かけない頃から鹿児島の両親の家ではよく食べていたものです。最近では体に良いことからすっかり一般化しました。それでもゴーヤの苗はほとんど見かけなかったものですが、近年「緑のカーテン」との省エネの呼びかけもあってかゴーヤの苗を店先で見かけ、違った品種を1本づつ3本買いました。1本は大分大きくなっていたのに、根もとを虫に切られて枯れてしまったのですが、2本は元気良く育ちました。今日(7月20日)に初めて1本収穫しました。                渡辺巴







# by architect-tw | 2011-07-20 12:39 | Comments(1)
チャコ受難の一日
チャコが、2~3日前から、オシッコが出ないみたいで、砂場に出たり入ったりしている。体は至って健康で、病気をしたことのない子だが、以前一度この症状で、病院に連れて行ったことがある。7月12日(火)出勤途中にある庚午動物病院に連れて行った。相変らず恐怖で固まってしまい、注射をされても鳴き声一つ上げなかった。薬をもらってやれやれとの思いで、帰宅した玄関前でいきなりあばれて、ゲージから跳び出してしまった。南側にある庭に入れれば、逃げられないが、北側の玄関側からは、どこへでも行ける。外に出るとおかしなもので、私達でも全くの他人になってしまい、追いかけて連れ戻すことは不可能に近い。今まで2~3回同じことがあったけれど、2~3時間して同じ場所から帰って来たので、その場所のネットを開けて仕事に行った。あの子が家に来ておよそ10年になり、もういなくてはならない存在になっている。色々な事を思って落ち着かず、仕事を早めに切り上げて帰ったが、南庭には姿がなく段々不安になっていった。無駄とはわかっていたけれど、名前を呼びながら何度も近隣を捜して歩いた。朝からもう8時間以上経っている。恐怖の経験から逃げ出した経緯もあり、もう帰って来ないかも‥との思いが次第に強くなっていく。もうあたりは真っ暗になり、午後9時頃だっただろうか‥‥聞き取れない程の小さな鳴き声が一声し、娘と庭に跳び出した。「チャコが帰って来た!」半日もどこで何をしていたのでしょう。臆病なので、人けがなくなった夜を待っていたのでしょう。思っていた通り、開けていたネットから入ってきたようです。帰って来てくれたということが、この子を益々いとおしく思えるようになりました。            渡辺巴






# by architect-tw | 2011-07-20 11:11 | Comments(1)
パン工房「サライ」増改築工事
13年前(1998年)10坪足らずの小さな手造りパン屋さんとしてスタートした「サライ」でしたが、オーナーの人柄もあり、地元でもおいしいと人気のお店に成長しました。前面が屋根付きデッキになっていて、そこで時には息子さんが趣味のギターコンサートを行ったり、手造りのお弁当販売も始めたりで、お店が手狭になってきました。13年経って建物の傷みもあり、前面のサッシを前に出して増築し、アプローチも改築してきれいになりました。移植されたもみの木は、これからの暑さが乗り切れるかが問題で、しばらく覆いが必要だとの事です。前庭の植え込みができれば、完成です。デザイン性、使い勝手の良さ等、満足度100%との嬉しい評価をいただき、又新しいスタートをきりました。                           -渡辺 巴





# by architect-tw | 2011-05-20 18:08 | Comments(0)
長楽寺の家上棟

お昼休みの職人さん達 

 5月には珍しく4、5日続いた大雨の後、一日おいて今日(5/14)は、朝から嘘のように良いお天気になりました。震災の後、段取り良く工程が進められ、唯一心配していた外壁も入荷できることになり、上棟の日を迎えました。現場は5月の風がとても気持良く、仕事もはかどり、予定より早く終える事ができました。最後に屋根裏につけられた神様に棟梁の指揮で、お施主さんと共にお参りをし、無事終了しました。ー渡辺巴





# by architect-tw | 2011-05-17 17:52 | Comments(0)
長楽寺の家地鎮祭

3月26日曇り空ながらとても気持の良い朝でした。全員が揃ったところで、予定より早めに地鎮祭が始まりました。私達の友人である島根県在住の御両親とも合うことが出来ました。予想もしなかった大震災の後で、資材調達への不安を感じながらの出発です。この困難を乗り越え、思っていたよりずっと良いものができたという嬉しい結果が出ますように。          -渡辺巴-





# by architect-tw | 2011-03-31 17:46 | Comments(0)
新たな住宅設計に向けて
「長楽寺の家」建設予定地


 広島市郊外の安佐南区は、大規模団地や大学、アストラムライン,バイパス等が整備された人口急増地域です。私達にとっては、「はなみずき台の家」の他あまり馴染みのない地域でしたが、思いもかけずこの地に学生時代の友達の息子さん夫婦の住宅を設計することになりました。土地購入から相談にのり、土地決定から非常に短期間の内に設計・見積り・各種申請に至り、4月1日着工にこぎつけたところで、予期しない今回の東日本大震災勃発でした。直後にファックスにてメーカーの「生産中止」「物流STOP」「受注停止」「部材供給不可」の文字が紙面に躍る。一難去って又一難という事態ですが、被災された方々のことを思うと何も言えません。ここ数日ニュースはこの災害一色で、一日も早い復旧を願うばかりです。困難な中での出発ですが、なんとかうまく出来上がるようにとの願いを込め、明日(3月26日)地鎮祭の予定です。                  -渡辺 巴ー




# by architect-tw | 2011-03-25 16:27 | Comments(0)
初陽を浴びるチャコ

 寒い朝でも野良出身の我が家のチャコは、1~2日外に出られないと、待ちきれないように「戸を開けて!」と要求します。室内に差し込む朝陽が合図のようで、私の足元にまとわりつき、戸を開けてやると、外に跳び出して行きます。そして陽だまりをさがしては場所を移動するので、あちこちにスチロール板を置いています。いつも良いアングルが見つかれば、カメラを向けるのですが、私をみつけると跳んで来るので、なかなか思ったように良い写真が撮れません。今日は久し振りにとても良い写真が撮れました。     -巴









# by architect-tw | 2011-01-07 11:30 | Comments(0)
2011年の始まりだ!
 いつもと同じように新年を元気に迎えることができました。家族全員揃ってのお正月は、何よりでした。例年に比べとても寒くて雪を心配しましたが、当日はわりと良い天気になり、初詣を済ませた後 沢山たまっていたビデオを見て過しました。       幸せな年になりますように!!                                                                                                    渡辺巴






# by architect-tw | 2011-01-07 10:23 | Comments(0)
住まいづくりの提言 7 「設計事務所の選択」
 
八本松南の家

 設計事務所の選択について不安を耳にする事があります。それは依頼をしたら「設計者の好きに設計され、建て主の要望など聞き入れてくれそうにない。そして予算もはるかにオーバー気味になるのが一般的だ」など‥。設計を業とする設計者は、良くも悪くも個性的です。住宅を設計する設計者は、組織事務所より圧倒的にアトリエ派の事務所が多くなります。その中で実力を競うためには、多くの勉強や体験学習が必要です。設計競技で対決する事もあります。功をあせって足をふみはずす設計者もいます。メディアにアピールするため、建て主の要望を聞き入れず、モニュメンタルな住宅造りをする設計者もいることでしょう。しかし著名な建築家であろうがなかろうが、やはり設計図や模型が出来上がる時点で、自分の要望にそぐわないものは、はっきりと「NO」を申し出るべきです。その事については、契約書の中に入っていますので、建て主は毅然とした態度で望む事だと思います。一生に一度の買い物で、気に入らない住宅に住まわされる事は、家族にとって取り返しのつかない事になるからです。私達の事務所は、数十年の経歴がありますが、一度もトラブルがなく、今だに良いお付き合いをさせていただいています。住宅造りの大切さを充分知っているからでしょう。











# by architect-tw | 2010-10-27 10:36 | Comments(0)
住まいづくりの提言 6 「環境づくりの大切さ」

 住宅を建てたいと思う年代は、やはり30~40代くらいが多いと思いますが、結婚している人、あるいは結婚する事を契機に考えたという人々もおられると思います。今や共働きが多く、少子化が進んでいるという事もあり、職場を第一に考えて場所の選定をされるケースが多いと思います。それは何事に於いても便利さが優先しているからなのですが、それで良いのでしょうか。私達は、日本が戦後の経済成長を遂げてきた要因が、利便性の追求からきている事を知っていますし、その結果の現代もよく知っています。親子、親族、友人達とのつながりの希薄さや、考えられない事件が多い事も良く知っています。その根底にあるものの一つに家族の関係があります。家族が一緒に住む住宅は、その関係に大きな影響を与えることも知りました。私達は住環境をしっかり造り上げなければなりません。家であれば良いという事ではなく、場所性については、住宅造りの重要なポイントとなります。そして1戸々がしっかりとした住環境や近隣を意識した環境づくりを考えて住宅をつくる事がこれからとても大切な事になると思います。住宅造りは設計者を選択する事から始まると言っても過言ではありません。建物を造るには資格さえあれば、誰でも造ることは出来ますが、家族の将来を考えて環境づくりを目指している建築家を選択する事が重要です。
                                    ー次回へー







# by architect-tw | 2010-10-26 11:18 | Comments(0)
住まいづくりの提言 5
設計料
 建物を建てる時、全てにおいて設計図が必要です。
資格者(建築士)が、建て主の要望(建設資金等も含む)を設計図にまとめるために周辺調査、地盤調査、構造計算、模型作成、官公庁申請等、多くの作業を行います。又設計図通り建設する為に施工業者の選定及び契約の立会い、そして建設中の設計監理を行います。それ等の実務に対する報酬が建築士法 告示(設計及び設計監理料について料率)で決められています。
建物の種類や規模によって料率は違いますが、実態は士法で決められている料率を下回っているのが実状です。

ハウスメーカー(規格住宅会社)、建設会社、設計事務所の設計料
◎ ハウスメーカーは自社の企画住宅に建て主の要望をいかに早くはめ込み、
 まとめるかの作業が主な設計の目的で、一軒でも多くの家数をとる事を求
 められます。建設会社は、建設優先の設計をする事が目的となります。
 両者共、設計に時間を掛ける事を主眼にしていませんので、設計料について
 は、建築士法で決められている設計・設計監理料率通りに計上する事はなく
 項目としては計上されていますが、安価なのが一般的です。
◎ つい先頃までは、ハウスメーカーや建設会社は設計料を取らない事(無料)
 が売りになっていた時期がありました。建設会社は逆に設計料が取れない
 から、設計に時間が掛けられないという事情もありました。
◎ 設計事務所は、設計と設計監理が目的ですので、建築士法 告示 で決め
 られている通り設計・設計監理料を計上します。
 ハウスメーカーや建設会社と根本的な差異は、建て主の要望に答えるため
 多くの打合せや作業(模型等)に時間を掛け、設計図を作成する事です。
 更に設計図通りに施工する建設会社を選択(特命、又は数社の入札より)
 し、設計監理を行います。外構や造園の設計も合わせて行い、住環境
 づくりはもちろんの事、近隣環境も含めた環境計画も意識し、全体を
 まとめること等、仕事の内容は広範に渡ります。
 ハウスメーカーや建設会社と大きく違う所は、建設に当り、全ての面
 で、建て主の代理者となる事です。
 建設会社の選択を行い、契約に立会い建設時には設計図通りに施工
 れるか設計監理を行い完成に導きます。
 完成後のメンテナンスについても、建て主と建設会社の間に立って
 問題を解決していきます。建て主とは長いお付合いになります。

                               -次回へー


# by architect-tw | 2010-10-19 17:08 | Comments(0)
住まいづくりの提言 4 「各会社と設計事務所の設計の比較」
 例えばハウスメーカー(規格住宅会社)と建設会社、そして設計事務所の比較をしてみますと、
① ハウスメーカーは設計と施工(工事)を一緒に契約します。(契約内容は別)
  規格住宅ですから、建て主の要望を自社規格にいかに合わせるかが、設計
  の主な目的となり、建て主によっては満足度が低くなります。
  又設計者はほとんど営業マン主導です。
  車を売るのと同様にノルマが課せられますので、住宅一戸に多くの時間が
  かけられないのが現状です。 当然設計力が落ちますし、
  規格住宅ですから変形敷地の設計は一番苦手となります。

② 建設会社は、建物を設計図に従って建てることが目的です。
  以前は設計・施工を売りにしている会社が多かったのですが、最近では
  設計と施工は仕事の内容が違いますので、同社内で設計した建物の設計
  監理をするという自己矛盾を抱えています。
  大手建設会社は、設計と施工を分けて独立採算制になっています。
 又利潤を追求しますので、施工し易い設計となりがちで、施主の要望を満足
  させる設計にはなりにくいのが現状だと思います。

③ 設計事務所は建物を設計する事と設計図通り施工する建設会社の選択と
  施工中の設計監理をすることが目的となります。
 組織事務所(大手~中小)とアトリエ事務所がありますが、大手事務所は
  採算性の問題で、住宅設計(特に小規模)には手を出しませんので、依頼時
  の選択が必要です。又 施主の要望を適格に取り入れ、個性的でオーダー
  メイドの住宅造りを目指します。住宅の設計は大変細かく難しいとされ、
  他の建築設計とは分けて考える事が一般的です。
  住宅造りは、建て主にとって一生に一度の事業と言われています。
  住宅建築は、設計者の能力により左右されますので、建て主が設計者を
  選択する努力は欠かせません。  -次回へー
 
# by architect-tw | 2010-10-14 13:36 | Comments(0)
住まいづくりの提言 3
  自分の気に入った住宅 
一生に一度かもしれない大きな買い物です。家族が将来に向け成長し、夢が
持てるような家造りが理想的です。
限られた工事予算内で実現するためには担当する設計者の設計能力が、
大きくクローズアップされますので、選択が必要です。

  少し考えてみませんか 
理想的な住宅を入手するためには、建て主の基本的考え方に依る所が大きい
と思います。マンションとは違い敷地があります。
生活の利便性(例えば職場への交通機関)や、単純に工事予算によって決定
するのではなく、家族が単位となります。
自然との対話が出来る住まいであるべきでしょう。そのためにも
設計者の選択は重要で、急がず設計に時間を充分かける事が理想的です。

  注文住宅とは 
住宅は建て主の要望(予算を含めて)が適格に生かされた設計と、それを
生かした施工がされてこそ注文住宅です。ここでも設計者の設計能力が重要です。

  ハウスメーカーの住宅(規格住宅)は 
ハウスメーカーの住宅は、規格化された住宅です。当然 構造、仕上げ、設備
(機器共)共、規格化の中で選択しなければなりません。
全て決まった条件の中で、建て主が選択する事が出来るため、わかり易く、
設計期間、工期も短期間で完成へつながります。但し全てが
規格化されていますので、設計には限界があり、注文住宅には成り得ません。

  設計とは 
設計という言葉は、多くで使われています。建物を建てるには資格が必要
です。そのために建築士(1,2級)の資格者が、会社や個人設計事務所で、
建築物を建てるため、関係法律や構造計算で建物の強度をチェックし、
設計図を作成します。当然 建て主の要望や総工事費等の検討が前提ですが
それらを統合した作業が設計です。   -次回へー



# by architect-tw | 2010-10-13 14:10 | Comments(0)
住まいづくりの提言 2 「住宅を建てたい」
 一般的に家を建てたいと思った時、皆さんはどのような行動を起される
でしょうか?
 ① ハウスメーカーの住宅展示場へ足を運び、各メーカーの
   住宅を見学してその中で選択し、予算が合えば決定する。
 ② 建売住宅を現場で見学し、予算が合えば決定する。
 ③ 建設会社(施工)を選択する。
   設計から施工まで一貫している特長を生かしたい。
 ④ 建築設計事務所を選択する。
   建て主の要望を適格に設計図に表現し、建設会社も選択し、設計図通り
   の施工を最後まで監理し、要望の住宅を実現してくれる。


 大別すると、上記4項目の中で選択されると思いますが、圧倒的に多いのが
①番ではないでしょうか。それは、TVコマーシャルや毎日の新聞やチラシなど
により、認知度が高くてわかりやすく一般の人々に浸透しているため、モデル
住宅展示場に行き決めるのが、当然と受け止めているからです。  -次へー







# by architect-tw | 2010-10-08 11:17 | Comments(0)
住まいづくりの提言 1 「最近あったこと」
最近、他県の親しくしている造園家から電話で、次のような相談を受けました。大手ハウスメーカーに住宅を依頼している施主からそこの造園を頼まれたが、ほとんど庭がなく住宅の敷地に対する配置計画や設計図について、疑問を持ったとのこと。
又現在 施主は設計図に納得出来ず、最終図面に承認印を求められたが、拒否している状況で、全体について意見を聞かせて欲しいとの事でした。
私はもめごとに巻き込まれたくないという思いから、あまり乗り気ではなかったのですが、送信されてきた図面を見てびっくり、その後施主と直接対話し、ここまでの経緯や契約書類等を拝見し、あまりのずさんさに二度びっくり。
◎施主との会談、資料調査、施主からの依頼によりハウスメーカーを交えた
会談の結果
 1、設計図が全て揃っていない
 2、見積書の明細書がない
 3、配置図の中で、建物と敷地の関係が民法234条に明らかに抵触している
 4、設計図がそろっていないのに施工契約がおこなわれている
 5、設計図作成に於いて施主からの基本的要望に対して担当者に「不可能」
   と切捨られ、強引で勝手な図面で進められた。しかし施主の要望は
   「全て可能」な内容だった。
 6、設計図に承認印を求められ、納得出来ないので捺印拒否しているにも
   かかわらず、自社製品工場へ発注され、すでに製品が出来上がっている。
 7、同時に施主の知らない間に工程表の提示もなく、基礎工事が完了済み
 8、施主が要望した住宅型式を無視して担当者が場所制を理由に1段上の
   ランクに決めたため、予算がオーバーしている。
 9、ハウスメーカーの設計担当者が営業マンで、設計上の知識が乏しく
   設計力がないために多くの問題を発生させている。
10、設計の基本(配置計画、平面計画)が出来ていない。特に各室の日照
   通風採光等が無視され、玄関・ホール・階段・廊下・2階ホール等
   が延床面積の30%を示している。
11、敷地面積が165㎡(50坪)あるのに、建物周辺のデッドスペースが多く、
   まとまった庭がとれていない等、配置計画に問題あり。
12、建築士法24条の7(重要事項の説明等)に完全に抵触している。
   この法律は施主と設計者とのトラブルを発生させないために
   追加されたもの。まるで無視しているか、知らない状況

ざっと書き出しても上記のような状況下で、施主が担当者を変えるようにメーカー側に要請し、変えてはくれたものの、既に規格住宅製品が出来上がり、基礎工事も終わっているため、施主の要望は一切聞き入れず、あくまでも「契約をし、最終図面も施主がOKを出している」という事を主張し、訴訟でも何でも受けて立ちましょうという大手ハウスメーカーの横暴な態度。ついに施主も怒り、
現在、訴訟準備中。   -次に続くー 




# by architect-tw | 2010-10-05 17:53 | Comments(0)
田方の家Ⅱ増改築工事完了
工事着手から予想外の雨の多さ、増改築工事にありがちな追加工事の発生、予算の調整等で、予定より2週間遅れましたが、無事工事を終える事ができました。8月から入居ということで、引越しは7月31日でしたので、当事務所の検査が後になり、シャワーの不都合等、オーナーさんに迷惑をかけましたが、昨日「大満足です!」との嬉しい返事をいただきました。敷地121坪、延床面積48坪の新築に近いお家が完成しました。2階はほとんど全部注文住宅に近く、若いお二人に合わせて本当にうまく設計できたと思います。一番の苦労は、思っていた通り、前面道路の急勾配が、車庫出入に与える影響でした。車庫の床高を決めるため、実際に車庫入れを何回もしましたが、(右後輪が浮き上がる)なかなかうまくいかず、最終的に決まったのは4回目でした。完成した今では、何度も経験し、やっと怖くなくなったと実験中に泣きそうになりながら車庫入れをされた奥様が言われました。新築の設計をする喜びはもちろんですが、改修工事で新築同然になり、こんなに喜んでもらえるのも私達にとって大変嬉しいことです。  「渡辺巴」    左:before      右:after
# by architect-tw | 2010-08-12 17:53 | Comments(0)
暑い‥チャコもぐったり
今年の夏は、35~36度は当たり前という猛暑で、人間はもちろんですが、毛皮をまとった犬や猫もさぞかし暑いことでしょう。我が家のチャコも昼間は、庭にできた木陰で寝ていることが多いのですが、コンクリートや石の冷たさが気持がいいみたいです。家の中では、冷たいフローリングの床で、のびていることが多い今日この頃です。           「渡辺巴」
# by architect-tw | 2010-08-09 11:34 | Comments(0)
「西条の家」改修工事完成
投稿が前後しましたが、5月上旬西条の民家風住宅の改修工事が終了しました。事の始まりは、年末の奥様からの電話でした。あまり深いお付き合いもなかったのですが、彼女は高校の同級生でした。2~3年前にあった同窓会で、たまたま渡していた名刺を見て電話をしたとのこと。思いもかけない出会いは、とても嬉しく、当時いろいろな事があって落ち込んでいた私を励ましてくれました。お正月が終り、落ち着いた時期に現地を訪れました。35年以上経ったお家は、西条に多い石州来待瓦(きまちかわら:赤茶色の)を葺いた民家風の家でした。最近は西条でもハウスメーカーによるサイディング仕上の家が増えましたが、こうした在来工法の家をメンテナンスを行いながら大切に使うという考え方は、とても重要な事なのに、現在失われつつあるのは残念です。最初は、台所と洋間の改修と、外壁・屋根の補修でしたが、芸予地震の爪跡が予想以上で、屋根瓦を今の工法で軽量化を計り、全部葺き替える事になりました。お施主さん、設計者、施工者、職人さん達との絶妙なチームワークで、お施主さんも驚かれた程の仕事のだんどりと出来栄えでした。予算を大幅に上回ったにもかかわらず、大変喜ばれ、感謝されました。仕事を依頼された時点で、私達を全面的に信頼して下さった御夫妻に、本当に有難うございました。  「渡辺巴」

左:before 右:afte(悪天候で、映りが悪く残念)
# by architect-tw | 2010-06-30 14:16 | Comments(0)
「西条岡町の家」1年点検
久し振りに西条岡町の家に元気な顔が揃いました。竣工後、結婚されて家族の一員になられた若いお嫁さんにも会うことができました。あちこち工夫して、住まいを大切に使っておられる様子が見られ、とても嬉しく思いました。2世帯住宅ですので、思っても見なかったクレームがあっても不思議ではではないのですが、うまくいっているようで、笑顔いっぱいの再会になりました。又家についてはとても気に入っておられるようで、設計時の苦労がうそのようでした。幸い大した補修箇所もなく、2時間足らずで終わりました。     「渡辺巴」 
# by architect-tw | 2010-06-28 14:08 | Comments(0)
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